営業部に所属しており、店舗での接客と外商が主な仕事です。
そのほかに仕立て回りや備品の補充、デザイン系の仕事もいくつか担当しております。
まだ外商のお客様も少ないので、ご来店いただいてお商売をすることがほとんどです。店頭でも外商でも、お客様のお好みに合う商品をご提供できるとうれしいです。

営業職なので毎月目標の数字があるのですが、1年目2年目のときは成績を意識しすぎてお商売で焦ってしまい「お客様は本当にこれで喜ばれるのだろうか」と思っていた時期がありました。今はお客様にとって何が一番良いことかを考えるようにしています。
きものはとても奥が深いので、自分が納得するまで聞いたり調べたりして、常に勉強して追求することを大事にしています。会社の中においては人それぞれいろいろな意見があるので、自分の価値観を見失わないように心がけています。

アットホームな人間関係です。わからないことをだれに質問しても、その人なりの一番の回答をしてくださる良い先輩方がたくさんいらっしゃいます。勉強しやすい会社です。
思ったことをそのまま言っても否定されることがないですし、お互いに個性を尊重し合っています。それがあるから営業ごとの多様なセンスをお客様も楽しんでくださるのかもしれないと思います。

お寺巡り、温泉巡り、筋トレ、ホットヨガです。
きものやスーツを着るときに姿勢が良いほうが明るく見えると思うので、姿勢を保つために大事な筋肉を鍛えています。
温泉は最近行けていないのですが、鞍馬温泉と大原温泉が大好きです。お寺と温泉が近くにあるので、お寺に行った帰りに温泉に入る楽しみがあります。

きものを着るとコルセットのような感じで背筋が伸び、気持ちがしゃんとします。
普段と違うものを着るということも楽しみの一つですが、私はなにより気持ちの切り替えができることが好きです。

一番は抜け感、余白美。
以前とある美術館の説明会に参加したときに、日本独特の余白美の話をお聞きしました。
白やグレーなど主張の激しくない小物をちらっと挟む、無地場の多いアイテムを一部に取り入れるなどの引き算がポイントだと思います。余白を活かすコーディネートが好きです。
現在ゑり善のインスタグラムも担当していますが、投稿するコーディネートを考えるときにも余白美を念頭におくようにしています。きものが総柄なら帯は無地場の目立つもの、無地っぽいきものならポイントになる帯、ワントーンで揃えて帯〆だけ華やかにするなど、メリハリの効いたコーディネートを心がけています。

ここ！という場所ではなくて、きものを着て外出することそのものが特別。
きものを着て行ってはいけない場所はないので、どこでもおすすめスポットになると思います。どこに行くか、よりも「いつ着るか」「どういう日に」「どういう人と」「何をしに行くのか」が大事だと思います。
例えば友達と食事に行くときでも、洋服よりもきもので行ったほうが記憶に残る特別な日になります。
きものはもともと日本人の普段着ですので、『自分の楽しみをプラスするためにきものを着る』という選択肢を持っていただけると嬉しいと思います。